特にお勧めなのは「検索エンジン最適化の有効性に関する考察 」というタイトルの論文です。
前提
GeNiiで検索した内容を記事にしています。
GeNiiについては資料の探し方という記事という記事を参考にどうぞ。
凡例
以下に凡例を記載します。
- 本文を読める文献は【本文】と記載
- 本文データ無しや会員のみ閲覧可能は【抄録】と記載
- 本文も抄録も無しは【書誌事項のみ】と記載
一覧
- ファクターモデルによるインターネット株式掲示板の投稿と株式リターンの分析 【抄録】
諏訪 博彦;梅原 英一;太田敏澄 情報処理学会論文誌 53(1), 117-125, 2012-01-15
抄録によるとYahoo!株式掲示板を舞台にした研究のようです。
掲示板に書き込まれる内容を「人々の意見・気持ち」と捉え、これらを利用して投資判断を支援する事が出来るかどうかを論じています。具体的には、「Yahoo!株式掲示板の投稿数および投稿内容が株式リターンと関係しているか明らかにする.」とのこと。抄録内に書かれた結論では、研究に投稿数や強気指数を用いた上で「強気指数は株価リターンと関係している可能性があると考える.」と結んでいます。
興味のある方は原文を取り寄せてみて見ると良いかもしれませんね。
- 検索エンジンのヒット数に対する信頼性の検証 【本文】
山名 早人 2010-02-01
本文が読めます。こちらは2009年度の修士論文です。
数式を用いていますので、私には全部を理解できませんが...。GoogleのみならずYahoo!とBingも調査対象にしています。ヒット件数の違いを調査する為に、いくつかの条件を設定して数値やグラフを示しています。
通常SEOではヒット数にはそれほど意味がありませんが、ヒット数の変動に着目して調べた内容には得る物があるかもしれません。
- 外出行動前のユーザへの情報提供を目的としたWebからのアドバイス文抽出 【抄録】
小澤 俊介;岡本 昌之;長野 伸一;長 健太;松原 茂樹 情報処理学会論文誌 53(1) 105-116 2012-01-15
「外出行動前のユーザに有用な情報を提供することを目的に,事前に入手すると役立つアドバイスをWebから獲得する手法を提案する.」とのこと。
面白そうだと思ったのは「アドバイス文か否か,および,アドバイス文が外出行動前に参照しておきたいものか否かを機械学習を用いて判定する」という部分です。WEB上に存在する情報を検索する際に、その文章がアドバイス的な文章かどうかを判断し、且つその有効性を機会で判定しようというのですから。これができるなら、コンテクストを機械的に理解したうえでユーザーの状態を考慮して、最適な結果を返せるのかもしれません。
- 1-F-10 検索エンジン最適化手法の検証(ネットワーク技術) 【本文】
袁 方;大屋 隆生 日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会アブストラクト集 2009 134-135 2009-09-09
古めですし、2ページしかありません。
しかし内容が...よくこれを発表したなと思ってしました。本文では「手法1:目的キーワードの分析」「手法2:キーワードに沿ったページの構成」「手法3:リンクの作成」「手法4:HTMLによる最適化」と実験で行った内容を明示。まとめの部分では「今回の例では、SEO手法の中では、複数個のキーワードの設定及びhタグの使用が特に効果的であった」と記載があります。本文下部のグラフを見れば、内容の精度は推して知るべしでしょう。
- 検索エンジン最適化の有効性に関する考察 【本文】
菱沼 千明;山口 義昭 東京工科大学研究報告 3 3-13 2008-03
こちらは上記より更に古く2008年。しかし、かなり読み応えがあります。
SEOの観点から調査っており、全体的に詳細で具体的な内容です。以下に「検証項目」と題された部分を挙げますが、これを見ていただければ本文を読みたくなるでしょう。
下記の21種類のSEO項目を検証の対象とする。
(1)検索語句の記述位置
1.TITLEタグ内
2.BODYタグ内
3.META-keywordsタグ内
4.META-description内タグ内
5.ページ内出現回数
6.検索語句占有率
(2)タイトルタグについて
7.タイトルタグ内の文字の有無
8.タイトルタグ内の文字列長
(3)リンク数について
9.ページ内のリンク数
10.アンカーテキスト内の検索語句数
(4)強調文字
11.H1タグの利用数
(5)イメージファイルについて
12.イメージファイルの数
13.検索語句を含むALTタグ数
(6)各種タグの利用
14.SCRIPTタグ
15.TABLEタグ
16.FRAMEタグ
17.FORMタグ
(7)プラグインなどの利用
18.CSS
19.Flash
20.Javaアプレット
(8)外的要因
外部のWebページからの参照度合いを示すGoogle PageRankとの関連しについても検証する
本文を読む場合はリンク先にある「CiNii 論文PDF - オープンアクセス」からどうぞ。
結び
今回は数は少ないですが、面白そうな論文を見つけられたかと思います。
興味のある方は、是非本文に当たってみてください。




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