2010年6月24日木曜日

ワインボトルと日焼け止めクリームと傘

スポンサーリンク

ワインボトルと日焼け止めクリームと傘というタイトルがこの記事のタイトルです。
・・・これだけでは何かわかりませんね。
先日の記事で模倣とオリジナルという問題に触れました。
今回は、その具体例みたいなものです。
タイトルのワインボトルと日焼け止めクリームというような商品はよく行く文具屋さんで見たものですが、ちょうど良い素材なので今回の例として取り上げる事にしました。



その名は OFESS 「ISABRELLA」


もうタイトルでばれてますが、ワインボトルと日焼け止めクリームというのは傘のデザインの事です。
メーカーはOFESS(オフェス)というところです。
台湾のブランドだそうで、高名なデザイナーと組んで多数の仕事をこなしているそうです。


日本語版のオフィシャルサイトはこちら
OFESS URL:http://www.monocreation.com/ofess/index.html


で、このOFESSの製品ラインナップの中に、ワインボトルのような形をした傘の「ISABRELLA」(イサブレラとでも読むのでしょうか?正式な読みがわかりませんでした。)があります。


ワインボトルのような傘


日焼け止めクリーム容器のような傘

構造としては、ハードカバー付きの傘と言った感じです。
そして、そのハードカバーの部分が傘の形だったり日焼け止めクリーム(又は洗顔クリーム?)の形になっています。

色味はモノトーン調の落ちついたタイプとオレンジやグリーンの鮮やかなタイプがあります。
オシャレな輸入雑貨や文具などにはよくあるタイプの色使いです。

ちなみに、傘の持ち手のところがボトルの上部やクリーム容器の蓋の部分になるのですが、そこに壁掛け用の輪っかが収納されています。
傘をケースに収納後に、壁等の出っ張りにかける事で持ち運びや取り扱いがとても楽になる仕掛けです。

デザイン的に遊び心がありながら実用的。
魅力的なデザインの商品です。

OFESS 「ISABRELLA」にみるオリジナルと模倣


この「ISABRELLA」は、オリジナルと模倣に付いてとてもおもしろく、また簡潔な事柄をあらわしています。

もともと、傘というものはその構造が出来たときから、ほとんど変わらないものとして知られています。
この時点で、どんな傘であれ構造はすべて模倣です。
しかも、構造上の変化が大きく無い為に、オリジナリティを出す事はとても難しいはずです。

しかし、巷で見るデザインされた傘は意外とオリジナリティあふれるものが多くあります。
模倣するしか無いけれど、オリジナルなものとしての好例ではないでしょうか?

話を元に戻して。OFESSの「ISABRELLA」に戻ります。

この「ISABRELLA」はワインボトルという形や質感を模倣し、傘を作りました。
そのコンセプトは単純なはずで、実用性を考えたケースの形として傘とは違う形に似せようとしたのでしょう。

つまり、模倣する事がオリジナルとなり得た理由なのです。

オリジナルを求めるあまり傘のすべてを否定していたのでは、こういった商品は生まれるべくも無いはずです。
遊び心も重要だったとは思いますが、視点を変えると言う発想の転換方法としては過去の模倣(言い換えればセオリー)に従ったものでもあります。

結局、経緯はどうであれ、何が作れたかが重要である事が明確になったのではないでしょうか?

結論


模倣の仕方により、オリジナルを作り出す事が出来ます。
周囲にアンテナを張り、素材を集め、吟味し、壊し、再構築し、視点を変えて・・・・。
こんなセオリーを用いてオリジナルを作りだす事は、とても自然な事です。

利益の絡む話で強くは言えませんが、模倣に多少寛容にならなければ発展はないのかも知れません。
著作権法しかり。
特許しかり。

結果として何が良いかを見通す力が、いつでも重要なのではないでしょうか?

スポンサーリンク

2 件のコメント :

  1. いい模倣は「学ぶ」という視点があるような気がします。「ISABRELLA」はその好例ではないでしょうか(^^)

    返信削除
  2. 模倣は何かを学ぶ際の、もっとも基本的な方法ですね。
    その意味では、中国は産業が強くならなければおかしいともいえます。

    返信削除