2010年6月22日火曜日

WEBサイトに適用できる書誌的な分類の覚え書き その1

スポンサーリンク

WEBサイトに適用できる書誌的な分類の覚え書きについて書いてみます。
この書誌的分類のWEBサイトへの利用というテーマは前から書きたいテーマでしたので、これから何回か書いて行ければと思います。
WEBサイトの制作にとって利用できる点があるはずですので、何かの参考になればと思います。


書誌とは?


そもそも、書誌と言う言葉はご存知でしょうか?
簡単に言えば、書籍を現す情報だと言えます。

具体的には、著者/出版社/出版年/価格などのよく見る情報から、件名/ISBN/サイズ/ページ数/TRCマーク/継続前誌・後誌(雑誌のみ)などなど多岐に渡ります。

これらの情報はすべて、ある本を特定する為の情報であり、検索の手がかりとなるものです。
中には見慣れない項目もあるかと思います。
その内のいくつかをご紹介しておきます。

件名
いわゆるテーマと同じ意味合いです。 内容を現す言葉であり、類似の各件名は相互に排他的関係でなければいけません。 実際の運用では、シソーラス(統制語彙集)によって決定されます。 ※シソーラスに付いては後述

ISBN
International Standerd Book Nunmberの略です。 訳せば、国際標準書誌番号という感じです。 全世界で出版される膨大な本の中から目的の本を探す際に、非常に有効な情報です。 なぜなら、その本には唯一のISBNが付与されるからです。 版や刷の違いも区別できます。 同種の番号として雑誌に対してはISSNがあります。 また、日本においてはTRC(図書館流通センター)が付与するTRCマークという番号もあります。日本の図書館業界において、TRCマークはとても一般的な識別情報です。

継続前誌・後誌
雑誌の場合に使う項目で、タイトルの変更があった時に使用します。 雑誌のタイトルが変わると整理や検索の際に大きな問題となります。 そこで、タイトルの変遷を書き込むのです。 これにより追跡が可能となり目的の雑誌に至る事が出来ます。 継続前誌・後誌の情報が無ければ、雑誌の保存は不可能です。

以上はごく簡単な説明です。
しかし、これだけ見てもWEBで利用される情報との関連性が明確だと思います。

件名はで紐付けられていればテーマの一覧で探せますし、継続前誌・後誌で紐付けられていれば変遷が辿れて漏れがなくなります。
特定の業界で使用されるISBNやTRCマークで紐付けすれば、既にあるデータを有効に利用できるでしょう。

これは、検索だだけでなくIA(情報アーキテクチャ)などあらゆる事柄に関連しています。
なぜなら、書誌は分類の為のものだからです。

分類とは?


書誌における分類の期限はどのようなものでしょうか?
歴史的には、アレクサンドリアにあった大図書館にいたカリマコスという図書館管理者が「ピナケス」という目録を作成したあたりが最も古いものでしょう。

しかし、分類の歴史はさらに古いものです。

そもそも、分類は哲学が発端です。
世界の仕組みを知る為に、世界を構成する元素を求める行為が分類なのです。

哲学者がアルケーや元素などという構成要素は、世界の事象を演繹法的に説明できる考え方でした。
つまり、

人は何から出来ているか?
石は何から?
植物は?
水は?
世界は?

こういった問題を突き詰めて行く訳です。
そして、これを体系的に考えるとまさしく分類となります。

分類はただ単に整理の為の手法ではなく、思考や情報を把握する為に必要な根本的手段なのです。

こういった分類に昔から近い場所にいた書誌分類は、やはり他の事象にいくらでも適用できるはずです。
なぜなら、根本に近い存在だからです。


WEBサイトに適用できる書誌的な分類の覚え書き その2

スポンサーリンク

1 件のコメント :

  1. TRCマークについてのご意見を見つけたので、少し加筆。
    要求に応えれているのかわかりませんが・・・。
    ともかく加筆してみました。

    返信削除