2010年6月26日土曜日

WEBサイトに適用できる書誌的な分類の覚え書き その3

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WEBサイトに適用できる書誌的な分類の覚え書き その3です。
今回は、分類についてもうすこし詳しく考えてみます。
前回の記事で、分類という行為が根源的なものだと説明しましたので、その上でのお話です。
分類の概念はいろいろな所に適用できますが、枝葉に利用する場合より、根本部分で使う方が効果が大きいはずです。

なお、以前の記事はこちらです。


すべてを分類する


分類を用いる理由。
それは、すべてを分類し、関係性を明確にする事です。

通常、思考したり行動したりする場合に優先順位が付けられます。
意図的にしろ無意識にしろ、必ずです。
もしも右足を出すか左足を出すかに優先順位が無ければ、歩く事すら出来ません。

つまり、物事を重要度で分類している訳です。
ペンをペンケースに入れるか胸ポケットに入れるかという些細な問題でも、生きるべきか死ぬべきかという大問題でも物事の分類しているに過ぎません。

・・・と、大仰に書いて書いてみましたが、基本的には分けたり区別したりする事が重要と言うお話です。

分類する為に必要な事


分類がいくら重要でも、分類が何の準備も無く行える訳ではありません。
分類するには規則や基準が必要になります。

前述の本能的な分類についても同様で、まさに生存本能などが基準にあたります。

図書館学では、分類の為の規則である分類法が複数広がっています。
それぞれ蔵書の用途(分野や利用形態の専門性による)で使う分類が決まります。
もちろん、オリジナルも数多く存在します。

歴史的にはデューイの十進分類法(DDC)や国際十進分類法(UDC)などがあります。
じつは、タグやカテゴリ等の現在のWEB技術の根幹に関わる分類法がこの歴史的な分類法の中に存在します。
それは、コロン分類法(CC)です。
簡単に説明すると、ファセットやサブファッセットいう構造を用い、分類項目の関係性を立体的に結びつける方法です。
このあたりはかなり複雑で私自身の知識では説明が難しいレベルです。
機会あがれば、今後解説できればと思います。

さて、このような分類法を指針とし、各項目に書籍を分類して行く訳です。
そして、この分類がうまく機能していなかった場合、分類した書籍は書庫に死蔵される訳です。
これは、大きな問題です。
有るのに無い。というおかしな状態になるのですから。

分類法が分類作業にどれほど重要かがお分かりいただけたかと思います。

WEBサイトの構造へ分類を適用する


さて、ではWEBサイトの構造に分類を適用するとどのようなことになるのでしょうか?

一番重要な初期段階の分類は、そのコンテンツなり機能なりが必要か不必要化という分類です。
以前書いた通り、分類は相互排他的な状態が最善です。
つまり、明確に要不要を決める必要に迫られます。

もちろん、分類には分類規則が必要ですので、決めてしまいます。

その際に考えるべきは、サイトの趣旨(テーマ)です。

何の為のサイトなのか?
何を提供するのか?

こういったサイトのテーマを常に意識し、理解していなければ分類は出来ません。
どれほど細かく、細心の注意を払って分類しても基準となるテーマが無ければ全くの無駄であり、むしろ害悪になります。

根本部分に分類を適応すると、いろいろな事が明確でわかりやすくなります。
反面、初期段階の作業が恐ろしく重要になる事を理解するべきでしょう。


ーー続くーー

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