2010年7月13日火曜日

大切な視点:タイポグラフィとかいろいろ

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先日、プロの芸術家にお会いする機会がありました。
偶然が重なった為であり、次にお会いすることは出来ないでしょうが...。

その際に少しお話しした内容を簡単に書いておこうと思います。
ごく短い時間でしたが、なんというか...忘れていた視点を思い出す事ができたので。
また後で自分で見返した時に有効だと思ってます。

内容的にはタイポグラフィについての面が強いかもしれません。
ほんの少し、ですが。


尚、このサムネイルの内容については、一番最後のあたりに関連してます。

お会いした芸術家の方


特に強く言われた訳でもないのですが、名前は出せません。
ご迷惑をおかけするのもいやなので。
全国的や世界的に有名と言う訳ではないのですが、ファンもおり、制作活動でちゃんと生計を立てられる方です。

イロイロな顔をお持ちですが、書体デザイナー(タイポグラファー)という顔もあります。
この点で伺えたお話は、短いながら気付かされるものがありました。

暖かさが大切


タイポグラフィーには暖かさが必要だとおっしゃっていました。

私は、個人的には暖かさを強調する考え方はあまり好きでありません。
なんとうか、誰もが口にして、曖昧で、無責任で...と言うようなイメージを持っていたからです。
暖かさを突き詰めてると、確たる場合がないことが多いとも思っていました。

しかし、今回この方とタイポグラフィーに関連して暖かさと言う言葉を伺い、うずくものを感じました。
忘れていた、学生時代の視点を思い出せた感じです

タイポグラフィーと暖かさ


タイポグラフィーはどちらかといえば冷たい物です。
正確にマスに当てはめないと行けない事が多いですし、グリッド的な思考とデザインが強いからです。
もちろん冷たくないものも多いのですが、数は少なく、無機質な感じは否めません。

自分でフォントを選ぶ際は、なるべく無機質な感じの物を選びます。
例えば、個人的にはヘルベチカ (Helvetica) が好きなのですが、このヘルベチカもサンセリフで表情は無機質に近い(完全な無機質はあり得ませんが)です。

フォントを並べる際もグリッドを意識し、固さが自然に目立ちます。
デザイン的に破綻させる為に考えるのも1、2カ所ぐらいですし....。

こういった事を一瞬で悶々と考えてしまったのですが、この方が最後に言われた事で頭がすっきりしました。

言われた言葉とは、「そんなに拒絶してると、ダメでしょう」という言葉でした。

表現的に拒絶はアリですし、わざと用いる事もあります。
でも、鑑賞者(ユーザー・閲覧者)を引き込む為のものです。
無意味に、あるいは完璧な拒絶は表現として死んでいると言えます。

私は、ヘルベチカを好きだと言いつつ殺していた訳です。

鑑賞者をどう引き込むか?

その方法を言葉に表したのが「暖かさ」でした。

グリッドを用いても暖かさを忘れなければ、必ず鑑賞者に訴えかける部分が生まれます。
未熟であれなんであれです。
かっこよさを追求し、文字を小さく無機質に、拒絶をまとって格好を付ける。

見た目にはよく見えますが、鑑賞者を無視した事になりがちではないでしょうか。

誰の為の?


結局、根本の問題に戻る訳です。
誰の為のデザイン(フォント・サイト・写真・画像etc)なのか。

作り上げたものも見てくれる人がいなければ自己満足に過ぎず、それは開かれた場に出すべき物ではありません。
この点、学生時代に学びましたし、IA等サイト構成では意識していたのに、他の部分ではできていませんでした。

今回この方にお会いしお話が出来たおかげで、足下に気付く事が出来ました。
貴重な体験は、いつ何時訪れるかもしれず、ただただ感謝です。

また後日に見直して、戒めとしようと思います。

ついでに、余裕があれば気になっていたヘルベチカの本を買うつもりです。
きっと、そこには暖かさがあるはずですから、今ならえるものが多いはずです。

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