2010年7月23日金曜日

版と刷の違い

スポンサーリンク

以前感想を書いたあびるさんの「本気で稼ぐためのアフィリエイトの真実とノウハウ」が第2刷決定との話を聞きました。
そこで、何となく刷と版の違いを書いておこうかと考えました。
意外と知らない方も多いのではないかと思いまして。

なお、結びのあたりにはSEOに関連した書き方をしています。
こういう視点も大事ではないでしょうか?


版と刷の違い


書籍における版と刷の違いをご存知でしょうか?

版や刷と言う情報は、基本的に奥付に書かれています。
ちなみに奥付とは、著者名や出版社名や価格等の書誌情報が記載されているところです。

刷は増刷などの刷であり、同じ内容で刷り直したという事です。
つまり、第2刷は売り切れたので同じ本を刷った2回目の本という意味です。

一方、版は刷とは違い内容に手を加えています。
時代や状況が変わり内容の改訂が必要になった際、変更を加えて同じタイトルで出す場合に第2版等と書きます。

版と刷の意味合い


前述のように用途に合わせて使い分けるのですが、「刷を重ねること」と「版を重ねること」には違う意味合いがあります。

刷を重ねると、内容が良くて何度も売り切れと増刷を繰り返している状態です。
内容の質が良いと言えますし、色あせない情報の精度に対する信頼度もかなり高まります。
また、同じ内容で売れ続けていると言う意味でロングセラーとも言えるでしょう。

版を重ねると、内容が常に新しくなり最新の情報が記載されているという状態です。
法改正が頻繁に行われる法律の本などでは刷よりも版を重ねている方が、勉強の役に立つはずです。
こちらも信頼感はありますが、この信頼感は情報の鮮度という意味合いになります。

もっとも、近年(といってもおそらく十何年も前からだとは思いますが)内容を変えているのに増刷に見せかけた記載する本が多くあります。
売れているように見せる為ですね。
そのせいで、版と刷の違いから内容を評価する事は難しくなってしまっています。

結び


情報の手がかりは数限りなくあります。
WEB上でも多くの項目が設定されているという事実は、SEOを考えれば非常に分かりやすいと思います。

書籍も同様で、版や刷等も大きな手がかりになるのです。

ただ、見方を知らなければ只の項目に過ぎません。
SEOについても同様に言える事ではないでしょうか?
項目の上っ面を追うのではなく、版や刷で判断するようにその情報の背景を想像し理解して、初めて意味のある扱いが出来るのではと思います。



蛇足:奥付とは


蛇足ではありますが、奥付は日本独特のものだそうです。
もともとは1722年12月(享保7年11月)に江戸町奉行大岡忠相が出した

新作書籍出版の儀に付触書

の1条にある、

"何書物によらず、これ以降、新板の物、作者ならびに板元の実名、奥書に致させ申すべく候事"

に由来します。
明治以降も法律で規定され、1949年に廃止されるまで義務づけられていました。
現在は法的な規制ではなく慣習として行われています。

※奥付に関するソースは、図書館情報学用語辞典の奥付の項目です。

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿