2010年7月6日火曜日

関西SEOサミット2DAYS:初日

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7/6の関西SEOサミット2DAYSの初日に参加してきました。
約7時間の長丁場!
しかし面白い講演でした。
ちなみに明日も参加します。
おそらく詳細な内容を他の方が書くとは思いますが、私は私の視点で書いていきます。




参加講師の方々


講演をおこなった講師の方は、以下の方々です。
(※講演順)


それぞれの分野の講演で、独自色が感じられる内容でした。

以下には、講演内容の感想を書いてみます。

紺野俊介氏


やや早口な気はしましたが、柔らかい話し方で楽しく講演を聴く事ができました。
会社の専門性もあるのですが、一番SEOの話を聞けた気がします。

講演の一番の特徴は、SEOの必要性を常に考えて仕事をされていると言う点です。

ターゲットユーザーの検索行動を理解ししなければSEOなど出来ません。
そしてこの部分はマーケティングの両分だと言えます。

お話の流れとして、自然リンクの重要性を強く話されていました。
SEOは検索エンジンのアルゴリズム変動に当然強く影響を受けます。
つまり、常に不安定。
しかし、自然リンクで有れば安定性は増します。

もちろん安定性だけではなく、自然リンクは価値の上昇やアルゴリズムの変動に強いと言うメリットがあります。
ペイドリンクは自然リンクと全く逆の特徴を持っており、長期的にみると明らかに不要です。

しかし、ここで重要なのは紺野さんのいう「コンテンツの資産化」が出来るかどうかです。
いくら自然リンクが有効だとしても、コンテンツが資産になり得ないレベルの物であればリンク等もらえません。
あくまで、コンテンツがリンクより先なのです。
考えてみれば当然の話で、リンク先(コンテンツ)の無い物にリンクは張れませんよね。

お話を伺って主義として感じられたのは、googleと同じような「コンテンツ至上主義」です。
こう書くと過激な感じですが、実際は優良なコンテンツをユーザーは求めているという意味です。
ユーザーが求めている事を追えば(あるいは先回りすれば)結果的に検索エンジンにも効果がある訳です。

つまり、コンテンツが良ければそれだけで検索エンジンは上位表示をする訳です。
こういう流れが一般的に可能であれば、もうSEOはいりませんよね?
むしろSEOが無い方が正常ではと言える訳です。



他に興味深かったのは、リンクとアーキテクチャ(構造タグ)の関係です。

キーワードがビッグであるほど影響があるのは「リンク」。
スモールであるほど影響があるのは「アーキテクチャ」だそうです。

以下は参考に出された数値です。あくまで参考ですが。
しかし、皆さんのアクセス解析の数値を見ても、体感に近いのではないでしょうか?
キーワードリンクアーキテクチャ
75%25%
50%50%
30%70%
キーワード別の重要な要素の貢献度
ロングテールであれば、重要なのはアーキテクチャであり外部リンクではないという証左になるのではないでしょうか?

これらのリンクについて考える際に重要なのは、

リンクの価値判断

です。
リンクの価値を理解できれば、強化するべきところや捨てても良いところがわかり、戦略的な行動がとれるはずです。

紺野さんはリンクの価値を判断する方法として3つの要素をあげています。

  • ランキング(順位)
  • 直接訪問数(トラフィック)
  • 将来リンク獲得(コンバージョン)

この3つは相互に関連しています。
この3つの低い、あるいは全くないリンクはコンバージョンもトラフィックも呼ばない無意味なリンクで得ると言えます。

この後に続く講演者の方々と根底を同じくする意見。
それは紺野さんの最初の講演で出てきています。
全ての講演を聞き終えた後では、結局考えつく先は同じなのだと感じます。
進むべき方向性が見えた気がした最初の講演でした。

阿比留康光氏


どこかで聞いたお名前だとは思っていたんですが・・・。
@realmoshimoさんが勧められていて、気になっていた本の著者でした。
実は勉強がてら買って今読んでます。

本のタイトルは「本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ」です。
タイトルは非常に怪しいですし、多分@realmoshimoさんが勧めてなければ中身も見なかったでしょう・・・。
もちろん買う際はちゃんと中身を見て、お金分の価値ありと判断したから購入したのですが。

さて、この阿比留さんはある意味理想的な環境を築き上げています。
もちろん努力の上でですが。
具体的には、プログラムを用いたアフィリエイトのサイトを成功「させた」のです。
あくまで成功「させた」のであり、成功「してた」などという偶然性のある話ではありませんでした。
確たる収益に結びつけるモデルが有り、実践によって成果を出しているそうです。

お話の趣旨で特に重要な事は、自分でアフィリエイトなりECなりを構築・運営することでした。
一貫して1つのサイトを作り上げ運営する事で、様々なスキルが身に付きます。

サイトを制作するだけであれば、後の運営等のことはわかりません。
実際に集客過程もその結果もなにもわからないのです。
これでは意味のある物が作れる訳が無い。

この状態を解消する為に、自分で制作し運営するべき!
と、いう趣旨です。

実際、私があびるさんの本を買ったのも、この件に関する@boss_さんのツイートなどを見たせいでもあり、勉強という面においてまさるもののない方法だと思います。



他の内容としては、やはりPVとコンバージョンのUPに関する内容が重要ですね。

PVに関しては、携帯サイトの利用法を紹介されました。
具体的には、PCサイトが既にあると言う前提で

携帯サイトのURLをPCサイトと同じにする

のです。

これをするだけでPVが2倍!という事でした。
この方法は2日目の山本さんもお話しされており、携帯サイトとPCサイト両方に有益な効果をもたらすようです。

コンバージョンをUPする方法は、意外と見過ごしてたやり方です。
正確には、手を出しそびれていたと言うべきかもしれませんが。

その方法とは、

動画を利用する

ことです。
理由は簡単で、ECで動画を導入することにより商品に近づいたり裏側を見せたりできるのです。
Flashやjavascriptで動的に画像を動かす事と同じ意味合いですね。
単純な動画でも効果があるそうなので、導入を検討するべきでしょう。

個人的には、作り込んだ動画との差を知りたいとは思いますが、おそらくそれほど違いは無いかもしれないともおもいます。
商品の情報としてイメージはとても大事ですが、ストレートに商品の詳細な説明をする方が効果が高いように思えるからです。
ですので、目新しさに動画を見る人が増えても買う人の割合は増えないかもと、思います。

阿比留さんは確かにSEOの技術の話はしていません。
しかし、商売という根幹の話をされており、現実的にはSEOよりも重要な講演であったのではないでしょうか。

松尾茂起氏


松尾さんの講演はなんというか・・・・体験談!といった感じでした。

いずれもご自身で実践されており、結果も出されています。

この後の住さんの講演でいわれていたことですが、本来なら難しいバイラルコンテンツ(ウイルスコンテンツ。口コミが広がりアクセスを集めるコンテンツ)をさらりと成功させています。
さらりはあくまで印象ですので、実際は違うのでしょうが・・・。

魅力的なコンテンツを生み出せばそれが「はてぶ(はてなブックマーク)」などで波及し、更なるリンクを生み出すという過程は納得です。
魅力的なコンテンツとして一見無関係な物を組み合わせて作ると言う事も納得です。
しかし、いずれも簡単には出来ません。
思いついても成果をだせる完成度で作れるかどうかはべつものなのですから。

松尾さんの講演で最も重要だと感じたのは、ドメインの信頼度(トラストランク)です。

ドメインの影響力と言うのは前から情報として知ってはいましたが、ここまで強いとは思いませんでした。
ある意味、何でもやり放題と言うか・・・。

実例をあげておられてので、いかにドメインを育てる事が重要かが明確に理解できました。
ある意味、現在のSEOやサーチエンジンのアルゴリズムをあざ笑うような効果です。
ノウハウとしてドメインの信頼度を育てる方法が身に付けば、現状ではかなり安心感がありそうです。

ただし現状のような順位の上がり方は、googleの目指している方向だとは思えません。
であれば、今後ドメインの信頼度で順位があがっていたキーワードで、サイトテーマとかけ離れたものは消えてゆく事は間違いないのではないでしょうか?
もちろん、その日はがいつくるのかはわかりませんが。

住太陽氏


今回の講演で一番身の丈に合う内容で、とても参考になった講演でした。

他の方の講演内容は、専門からしくそのスキルを元にしたものです。
実践する事が無理とはいえませんが、あくまでスキルのある事が(又は身につける事が)前提です。
クライアントに対してはかなりハードルが高くなります。

※講演は、クライアントに何をさせられるかという趣旨のものではありません。その意味では、何ら問題のない話ではあります。



住さんのお話には「中小企業のおっさん」という言葉が何度も出てきて、クライアント自信に何が出来るかと言う視点がありました。
この点は非常に興味深く感じます。

具体的な方法の1つは、非リンク構築の為にブログを活用する事です。
自分でブログを書くことはもちろん、コミュニケーションツールとしてブログを捉え直すのです。
そうしてブログを使う事により、リンク経路を作り出して行きます。
住さんのいう、「リンク元はもう1つのランディンページ」と言う考え方です。

リンク元にはリンクしてもらった内容についての生地があります。
その記事のあるページやブログが上位に表示される事は、自社が上位に表示されるよりも効果的です。
なぜなら、いわゆる口コミやレビューとしての役割と自社サイトへのランディングページという役割を果たしてくれるからです。

積極的にリンク元を支援する事でコミュニケーションができ、且つアクセスにも貢献できる訳です。
その最も簡単な方法として、トラックバックやコメント等の以前からある機能の利用をあげていました。
考えてみると、合理的な方法だと思います。
そして、この方法はクライアントにも実践可能な方法である点が重要です。

クライアントに何かしてもらうというのは、制作においては基本的なスタンスです。
抱えているスタッフやクライアントとかわした契約にもよりますが、テキストや画像もクライアントが提出する前提がほとんどです。
もちろん、納品後の運営もです。

しかし、こういった方法は現実的にいって無理がありすぎます。
クライアントが中小企業であれば、こんな事を出来る時間もスキルもないのですから。
いかに向上心があろうとも、達成できるレベルや期間は専門家の比ではありません。

「つくりました。さぁどうぞ。」はさすがにまずいでしょう?

住さんのお話には、この件に関する視点が含まれていました。
とても重要だと思います。

結び


講演の中ではより具体的な方法も示されていましたし、興味深い話も多くありました。

ただ、共通していたのは以下の点です。

  • リンクバイイング(リンク売買)は短期的かつ特定の状況下では有効だが、基本的に頼るべきではない
  • 安定したアクセスの為に自然リンクを集める
  • ドメインの信頼度(トラストランク)の重要性
  • ブログの利用
  • コミュニケーションの重要性

今後はbingの正式始動も目前に迫り、SEOによるアクセス獲得はより不安定になります。
その見通しを前提とすると、意見としては自然リンクの獲得が一致した見解のようです。


2日目はこちら

追記


2012年の時点でこの関西SEOサミットを振り返った記事を書いています(現在進行形)

現時点では以下の記事だけですがよろしければご覧下さい。

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5 件のコメント :

  1. 今日同じセミナーに参加していたものです。
    さっそくのアップすごいですね!
    今日のセミナーの内容を実践すべく早速コメントさせていただきました(笑)
    WEBデザイナーさんなんですね。
    うちは主に運営でデザインは基本外注ですので、またお話聞かせてくださいませ。
    明日も参加しますので、お会いできることを楽しみにしています!

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  2. コメントありがとうございます。
    せっかくなので、加筆してみました。

    必死にメモったので、せめて成果を伝えようと思った次第です。
    どなたかの参考になれば幸いです。

    もちろん、内容間違ってましたらガシガシお願いします。

    明日はどこに座るかわかりませんが、お会いしましたらよろしくおねがいします。
    長時間おつかれさまでした!

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  3. こんばんは。同じく今日のセミナーに参加していました!webコーダーをしています!

    仕事が早い上に、ものすごく分かりやすくまとまっててとても感心してしまいました。
    私…こんなにうまくまとめられるかどうか…(遠い目)

    今日はお疲れ様でした☆
    明日もどうぞ宜しくお願い致します。

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  4. ご清聴ありがとうございました。

    また著書のご購入もありがとうございました!

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  5. あびる様

    こちらこそ、非常に興味深いお話を聞かせて頂きました。
    ありがとうございます。

    大学の知人が加古川の出身で、当時の事も少し思い出したりと、個人的には盛りだくさんな内容でした。

    御著書の方は、読み終わりましたら自分なりの感想を書かかせて頂こうかと思っています。

    本日は本当にお疲れ様でした。

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