2010年8月2日月曜日

手厚いサービスは良いサービスか?

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手厚いサービスは良いサービスか?という問題について。

今回のサービスという言葉が指し示すのは、OSのサポートです。
先日のW2CのUSTREAMで「ウェブ制作に必要なプログラミング知識解説」と題して公開された講座での内容がきっかけです。

きっかけとなったのはあくまで言葉ではありますが、そこからいろいろと考えると大きな問題として認識できました。
答えの無い問題かもしれませんが...。



W2Cの「ウェブ制作に必要なプログラミング知識解説」の概要


簡単に「ウェブ制作に必要なプログラミング知識解説」の概要を。

ウェブ制作に必要なプログラミング知識解説」は、W2C(日本ウェブ協会)が行う学生向けアカデミックプログラム(教育プログラム)の一つです。
アカデミックプログラムでの講演はUSTREAMで中継され、一般に公開されています。

2010年7月24日は、マイクロソフトの鈴木祐巳氏を迎えて行われました。
テーマが示す通り、WEBで利用されるプログラムに関する内容です。

長期サポート

今回の記事に関連するのは、質疑応答の際で出て来たごく短い言葉です。
その言葉とはWindowsの説明をする流れで話された、

「Windowsの特徴は長期サポート」

と言う趣旨の言葉です。
USTREAMで40分ぐらいの所が該当の話題です。

この言葉を聞いて、長所が短所になっていると強く感じました。
尚、鈴木氏に対しての批判や意見ではなく、OSの長期サポートの問題へのきっかけに過ぎない点をはっきりとさせておきます。
以降はWindowsについて書きますが、例に出しやすいだけでWindows以外にも当てはまる内容です。

長期サポートの功罪


2010年10が月現在、Windows XPのサポートライフサイクルは2014年4月8日と発表されています。
実質、利用出来る期間が延長されています。

良い点、悪い点を併せ持つ展開です。

長期サポートの良い点

XPとXPに依存するソフトウェアがまだ生き残れるならば。

長期間業務でOSを使っている場合、ユーザーにとっては願ってもない話です。
新しいOSに乗り換える必要もが無いので、乗り換えに伴う手間やリスクが無い、まさにユーザーに優しいサポート体制。

問題の先延ばしとは分かりつつも、不景気の間は....。
と考えるのも無理からぬ事です。

長期サポートの悪い点:1

しかし、視点を変えるとかなり大きな弊害があります。

長期間古いOSをサポートするという事は、その期間新しいOSが普及しない要因になるからです。
しかも、長期であればある程乗り換えのハードルは高くなります。

結果、乗り換えはさらに普及し難い状況です。

XPに関して言えば2014年まで使えると明言された訳ですから、現在のXPユーザーはそのまま2014年まで安心と考えるでしょう。
このまま乗り換えが進まなければ、2014年になると今回と同じようにまたサポートの延長があるのではないでしょうか?

長期サポートの悪い点:2

もしもサポートが延長されたとすれば。
長期に渡りユーザーの為のサポートを行った為に、途中で切り捨てる事が出来なくなりずっと墓穴を掘り続ける訳です。

OSの開発側にデメリットがあるばかりでなく、OSに関連するソフトウェアやWEB環境に対しても大きな問題となるのではないでしょうか?

現実に目の前に転がっているIE6は、次々とサポートが打ち切られながらも恐らく一般ユーザーの怠惰によって生き残っていると思われます。

ブラウザでありませんが、OSのXPに関してもサポートが終わった後に同様の事態となるのでは、と不安になります。

結び


何がユーザの為かと考えたとき、Macのようにつきつぎと過去を切り捨てる(ような印象?)タイプが良いのか、Windowsのように手厚く長期のサポートをするのかは悩ましいところです。

完璧な後方互換性を持ち、乗り換えにコストやリスクが全くかからないOSが出てくるのであれば。
旧OSのシェアをかなり減らせるとは思います。

しかしそんな夢のようなOSを望むのは、現実的では無いのかもしれません。
可能ならば既に出来ているでしょうから。

新しい仕組み

クラウドのようにOSへの依存が弱いところでデータを作成、保管、利用する流れはユーザーの為になる方でしょう。

WEBブラウザを通して、全ての機能を提供しようとさえしている訳ですし。
古いOSやブラウザに悩まされている方の今後は、技術の発展によりそれほど暗くはないかもしれません。

反面、現在でも旧OSを使う方々は何かしらの変化が必要になる事は必至でしょう。
長期サポートはあっても永久サポートは無いのですから。

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