2010年8月5日木曜日

資料の探し方

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資料の探し方について。
絶版本や統計類や昔の雑誌が近所の本屋にないよ!
という時の奥の手、というか最後の砦的探し方を書きます。

誰かが必要とするアナログ情報が、全てデジタルに置き換わる可能性は高くはないので、こういう資料探しも必要になるかもしれません。



NACSIS Webcat


学術的な資料を探す場合は、やはりここ「NACSIS Webcat」です。

NACSIS Webcatは「ナクシス ウェブキャット」と読みます。
現在はNII(国立情報学研究所)のサイトにあります。

内容は、全国的な資料の検索を可能にし、各書籍がどこに所蔵されているかを詳細に検索できるシステムです。
基本は大学の図書館や研究室の蔵書であり、そこに国立国会図書館や各都道府立図書館等が加わっているイメージです。

大学図書館や研究室が中心となる構成は、通常の図書館の検索に比べ利用に関して特殊な状況を作り出しています。
たとえば、多くの場合閲覧には紹介状(地域の図書館ででももらえます)が必要です。
研究室の場合は更に特殊で、基本的に閲覧も貸出も不可のところが多くあります。

このように利用しづらいのは何故なのか?
理由は、このシステムの当初からの目的が研究者や学生を利用対象者とするからです。

大学間同士の貸出は意外と活発だったようで、研究室同士の資料の貸し借りは日常的だと聞いています。
資料も様々ですが、研究書は非常に高価であり、ネットが普及するまでは重要な資料群と位置づけられていたはずです。
高価で貴重であるが故に、一般に公開する気はないのでしょう。

このNACSISに関して言えば、私は現在の不便さで良いと考えています。
なぜなら、情報の種類によってはしかるべき位置にいる人が利用しやすく、それ以外が難しいという体制が悪いとは思えないからです。
何より、紹介状を手に必要性を説明すれば、一般の方でも閲覧が可能となるケースも充分にあるからです。

NACSISを見れば、全ての情報が万人に簡単に開かれるべきではないと、自信を持って言えます。
図書館における盗難を含めた資料へのひどい扱いは、日常的にあるのですから。
そんな所においそれと貴重な資料を出すべきでしょうか?

NIIのその他の検索


NIIでは、その他にも論文や雑誌記事の検索が可能です。

学術情報のポータルサイトを目指して作られた経緯があり、総合的な検索システムとしてGeNiiがあります。

このGiNiiは以下の検索システムを横断的に検索できます。


学術研究やデータを探す際にはかなり有効です。
なお、残念ながら実際に資料を手に入れる為には、高いハードルが存在します。
前述のNACSISと同様ですね。

ただ、NACSISも含めコピーの依頼が出来るので、雑誌名とページを特定して(検索結果画面に表示されています)近所の図書館から申し込むと届けてくれます。
レトロなモノクロコピーですが、ファイルに閉じてしまえばいつでも参照可能な一次データの出来上がりです。
デジタル化されていない資料の最大のメリットは、資料全体の一覧性にあります。
コピーされた資料を手元に置く事は、仕事を進める上でかなり有益なものとなるはずです。

結び


意外な事かもしれませんが、メタデータを用いた検索システムの構築では図書館界がとても早い時期から動いていました。
ただ、その利用対象者が一般よりも学術に傾き過ぎてしまい、世間に広く利用される体制にはなりませんでした。

もったいない限りです。
学術に特化しつつ、一般利用者の拡大を模索していれば、現在の情報化社会で一定の地位にいられたかもしれないのに...。
現状では旧式のシステムが大きすぎて、小回りが聞かずに老朽化している印象が強くあります。

反面、データ自体は利用を前提として入力されているので、何かしらのサービスと結びつけば有益なサービスが生まれるかもしれません。
宝の山と見るかごみの山と見るかは、見る人次第でしょう。

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