2010年9月29日水曜日

言語の仕組みからみる日本語WEBフォント

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先日試しに入れたWEBフォントサービス「デコもじ」。

せっかくなので、WEBフォント関連の内容で記事を書いてみます。
ただし技術的な事ではなく基本的な事ですが。

結局のところ、なぜ日本語のWEBフォントは難しいのでしょうか?


日本語WEBフォントの問題点


日本語をWEBフォントとして使う場合の基本的な問題点を考えてみます。

そもそも、WEBフォントに適している言語と適していない言語の差はなんなのでしょう。
日本語と外国語のような分け方になるのでしょうか?

結論から言えば、日本語と外国語という分け方ではなく、言語として表音文字を使っているか表意文字を使っているかが分かれ目です。
この差が、WEBフォントの重要な要素であるデータ量に関係してきます。

データ量が少なければ少ない程、デジタル化が簡単で通信も軽くなるのですから。

表音文字の言語

海外の言語が有利な理由は、多くが表音文字だからです。

表音文字とは、音を表している文字のことです。
文字の組み合せで音を表現するので、何千何万もの文字が必要なく、データ量は非常に少なく出来ます。

文字自体に何らかの意味を持たせる場合もありますが(シンボリックな意味で)、基本的に発音の為の記号です。

たとえば、英語であればアルファベットの数の2倍(大文字と小文字)の文字を用意すれば事足ります。
ここに各種記号を含みますが、ピリオドやカンマなどの必須記号だけであれば少数で済みます。

表意文字の言語

日本語や中国語などの言語は、文字自体に意味を持たせています。
主に何らかの形を簡素化し、組み合せて作られた言語です。

1文字で多くの内容を使える事が出来る優れた言語ではありますが、反面意味の数だけ文字が出来上がるので表音文字以上の膨大な数が必要になります。

これに加え、歴史を重ねれば重ねる程文字が変化するため、日本での旧漢字のような状態が出来上がります。
英語であれば文字の並びや発音を変えるだけで古語として表現できるでしょうが、日本語では旧漢字と現在の漢字の2つが必要になります。

日本語の問題点

日本語には更にややこしい問題があります。

表音文字であるひらがな/カタカナと、表意文字である漢字が入り交じっている複雑な言語という点です。

文字をデジタルなデータとして考えた場合、非常に厄介な言語と言えます。

日本語はWEBフォントとして利用できるのか


結局、日本語はWEBフォントとして利用できるのでしょうか?

個人的には何ともいえない印象です。

日本語の文字数が極端に減る事はありませんし、デジタル化の為に言語を捨てるべきだとは思わないからです。
表音文字であるひらがなとカタカナのみを使う手もありますが、現実的ではありません。

結果、データ量は減らずWEBフォントとして利用が容易になることはありません。

ただ、少なくとも英語フォントでできるように、自分のサーバーにWEBフォントをそのままアップして使うことは難しいと思います。
この方法は通信や処理速度次第だからです。

何らかのプログラムで効率的にデータを構築し転送、表示が出来れば可能だとは思います。

結び


状況的に、サイトやブログ全体に対してWEBフォントを使えるかどうかは微妙です。

ですが「デコもじ」のような有料サービスもあり、無理では無くなってくるかもしれません。

日本語のWEBフォントを使う為に有料サービスの利用が必要ならば、確かに無料で利用しやすい英語などに比べると悩ましい状況です。
しかし、必要な技術が有料のサービスにあるのであれば、対価を支払う事は間違いではないと思います。

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