2010年10月29日金曜日

「基礎から始める、プロのためのライティング」を読んでみた

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写真撮影の本は数冊読みましたが、その中でもピカイチの本があります。

それが、「基礎から始める、プロのためのライティング」です。


「基礎から始める、プロのためのライティング」の書誌的事項


「基礎から始める、プロのためのライティング」の著者などです。

  • 書名:基礎から始める、プロのためのライティング
  • 編集:河村民子
  • 発行所:株式会社玄光社
  • 発行日:2002.10.25 初版第24版
  • ISBN:4-7683-0159-2

実は、書誌情報にこそこの本の良さが一番現れています。
2002年の初版以来、24回も版を重ねています。
出版物の寿命が短い昨今では考えられない改訂の数です。

加えて、この本はいわゆるムックのような体裁です。
初版がどうだったのかは分かりませんが、現在は簡易製本でありそこらの雑誌と見栄えが変わりません。
こういった本が2002年から版を重ねるのは、とても大変な事なのです。

普通の本ですら2,3版で絶版があたり前ですし。

本を選ぶ時に奥付を見て、こういった情報を確認する事は非常に有益です。


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概要


「基礎から始める、プロのためのライティング」は書名の通り撮影時の光について基礎的な事が書かれています。

プロと名のつくだけあって、ライトの説明時に出てくる機材はどれも高価で気軽に買える物ではありません。
しかし、それぞれのタイトの特徴が簡潔書かれているため、ライトごとの役割が分かり重要性が理解できます。
値段が高くとも必要な機能が分かるでしょう。

光の説明が終わると、個別の商品撮影について解説が始まります。
このパートも秀逸で、他の本に比べて文字数が少ないのにとても分かりやすい出来映えです。
撮影された写真が例示され、ライティングの構成は主にイラスト。
メリハリがあり、理解を助ける構成に思えます。

感想


いくら版を重ねても、2009年という数年前の本です。

初版の内容を強く残しているようで、記述内容も古さが否めません。
機材も今のプロカメラマンが使う物とは違うのかもしれません。

しかし、この本を読めばライティングで重要な基礎が理解できるはずです。
私なりの理解になりますが、ラィテイングに重要な事は以下の点です。

  • ライティングは対象の見せ方を方向付ける
  • ライティングは光を作る為の方法
  • メインライトは明るさと光の方向を決める
  • フィルインライトとはあくまで補助光
  • 工夫してライトの当たらない部分を作り出す

上記を一言で言えば、ライティングの方法ではなく意図を学ぶ事ができた。と言えます。


人物や商品などの撮影対象ごとの撮り方も分かりやすく良いのですが、何よりも撮影方法の意図が明確に書かれているのが良いです。
機械的な撮影方法を紹介するのではなく理論や意図を明確にし、それに基づいてライティングを決める方法が学べます。

書名にある、基礎という言葉にふさわしい内容ではないでしょうか?

結び


少々良く書きすぎたかもしれません。
しかし、得難い情報が得られたことに間違いはありません。

タイトルに基礎とかかれて「作業の基礎」しか載っていない本を良く見かけます。
本当に基礎を学ばせたいならば、理論や作業の真意などの根本を記載するべきでしょう。

この点、自分自身に対しても戒めとしての重要な示唆を与えてくれました。


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