2011年1月6日木曜日

楽天市場出店前のチェックポイント5+1

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楽天出店前のチェックポイントとして理解しておくべき事柄5つと結論1つについて。

楽天の出店セミナーで成功談を聞くと、多かれ少なかれ希望的観測が生まれます。
そんな時は、強引にでも足を止めて考えることをお勧めします。
出店準備として何よりも考えておかなければいけない事があるからです。


地に足をつける


ECサイトは魅力的です。
新しく土地を買ったり店を建てたりするよりも安く開店できますし、巷では成功談が溢れています。

楽天の出店セミナーに行けば、儲けるのは簡単ではないと言いつつも成功談がスクリーンに写されます。
難しいとはいえ、自分にも成功が手に入るのではと思わずにはいられないでしょう。

しかし、根本的な問題を無視するのは危険です。
常日頃の商売感覚で判断をする為に立ち止まって考えてみましょう。

気をつけるべき5つの事柄


以下に再確認するべき事柄を並べてみます。
並べた事柄があるからECサイトはダメだという意味ではなく、越えるべきハードルだと考えてください。

尚、以下は楽天を引き合いに出していますが、他のモールでもほとんど同じです。
独自サイトに関しては、1をサーバー代などに読み替えれば適用できるでしょう。

1:楽天に支払う経費

実店舗と比べると、土地や建物が無い分経費が抑えられます。
ですがこれは比較に過ぎません。

売上に占める経費は相当にかかります。
例えば楽天に支払う項目をざっとあげると、

  • 月ごとの出店料
  • 月ごとのシステム利用料(PC・モバイル共)
  • ユーザーに付与するスーパーポイント
  • アフィリエイト経由の売上に対する報酬
  • 楽天KC(クレジット等)のシステム使用料

などがあります。
なお、クレジットは必須ではありませんがほとんどの店舗は用意しています。
加えて楽天内で広告を使うなら、広告費も考慮しなければなりません。

2:楽天以外に支払う経費

楽天以外にも資材業者のように他へ支払う経費が必要になります。
例えば、

  • 箱代
  • 梱包材
  • 同梱する明細やチラシの印刷代

などです。

楽天で買い物をすると時々ありますが、やっつけで汚い段ボールやスカスカの梱包材、明細もチラシもない店舗が存在します。
ですが、発送関係に注意を払わないお店にリピーターはつきません。

自分が頼みたいかどうかを考えれば、最低限必要なラインがわかるはずです。

3:人件費

楽天で売上を上げようとするならば、細かな対応が必要になります。
多くは専属で楽天店長がおり、大規模であればその下にスタッフがいます。

個人商店で「実店舗と並行して店長ががんばる!」などという体制では売上は伸びません。
伸びても対応が出来なくなります。

メールを確認し、RMSを操作し、商品を作り、箱詰めし、発送し、発送完了のメールをする。
クレジットであればオーソリ対応も必要。

実店舗の運営と同時に出来るでしょうか?
また、出来たとしても満足いくサービスを提供できるでしょうか?

作業をこなす為の人件費は必ずかかります。

4:RMSの操作

人件費にも絡みますが、RMSを操作して商品の追加やTOPページの変更を行う必要があります。
馴れないうちは当然としても、馴れてもある程度時間がかかります。

商品追加であれば写真を撮影する必要がありますし、テキストを書く必要もあります。
バナー作成であれば画像の加工が必要です。

作業時間は必ず必要になります。
もしも価格の入力ミスをしようものなら損害になるため、慎重さにこなさなければなりません。

仮に業者に制作を依頼するのであれば、作業に応じた経費が発生します。

5:顧客対応

こちらも人件費に絡みますが、商品を贈るだけで済む事ばかりではありません。

ECサイトでは信頼感が重要であり、その為には細やかな顧客対応が必要です。
基本はメールでのやり取りになりますが、時には電話をかけて迅速な対応が有効です。

常時顧客を顔を合わせる対面販売ではありませんが、気遣いや対応はなんらかわりません。
必要なだけ時間を割くことが重要です。

結論:大きな違いは無い


商売をされている方に対して、改めて言う事ではありませんが。
販売にかかる上記の経費を含んだ上で、商売が成り立つのかを冷静に考えるべきです。

削れる部分は確かにありますが、削った状態で売上を上げる事が難しい場合もあります。
商材の利益率を考えると、そもそも成り立たない可能性もあるでしょう。

結局の所、コストの種類で考えると楽天は実店舗と大きくは変わりません
必要な事を必要なだけ行えば、時間も経費もかかるのですから。

実店舗との相対的な違いでしかないので、店舗の開設費や運営費が特別安いわけではありません。
WEBのような見慣れない世界であっても、実店舗と同様に商売的判断を働かせる事が重要です。

結び


冒頭にも書きましたが、ECサイトをやめた方がいいという趣旨ではありません。
必要な事柄を全て考慮して準備した上で出店するべきだというだけです。

巷にあふれる成功体験は、ほんの一握りです。
しかも、そこにかかる経費は売上に比例して高まります。
内部で事務処理のシステムを工夫したとしても、全体として大幅に費用が逓減することはまず無いでしょう。
楽天撤退の理由の1つは、楽天に支払う経費が原因だと言われている程です。

楽天セミナーで何を言われようとも、常日頃の商売感覚で判断する事をお勧めします。

きっかけ

今回の記事を書いたきっかけは、楽天への出店を相談された際に出店料以外を把握していない方が多かったからです。

この記事の内容は楽天の規約(出店ガイド後方の小さい字がびっしりの部分)を読めば書いてはいるのですが、きっちり読む人はあまりいないのでしょう。
出店セミナーの際にもう少し強調して説明があると意識が変わるのかもしれませんが、店舗側自身が自ら把握に勤めるべき情報でもあります。

実際きっちり読み込んでいる方も当然いるので、他の方もがんばってほしい所ではあります。

楽天市場関係まとめ

楽天市場関係まとめ

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4 件のコメント :

  1. こんにちは。
    匿名で失礼致します。
    全て読ませて頂きましたが、全く見当はずれな意見だと思います。
    楽天市場に出店する事においての致命的なデメリットは以下の一点に収斂されます。
    「既存客をリピーター化することを自分でコントロールすることが限りなく不可能に近い」

    これです。

    意味はわかりますか?

    全ての商売の本質は、

    ①費用効果的に見込み客を集め
    ②成約し
    ③リピートして買ってもらう仕組みを作る

    これだけです。

    上記エントリーを書かれた方はご商売の経験はおありなのでしょうか?
    もっとも本質的な問題を指摘出来ていない為に、検索で辿り着いた方に対してメリットがある情報が提供できていない上に、的はずれな意見で混乱に導いているような印象すら受けます。
    技術屋さんのようですが、もう少しビジネスやマーケティングの原理原則等を勉強されてから、こういったエントリーを書かれた方が良いのではないでしょうか。

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  2. 記事をお読みいただき、また、コメント書いていただき誠にありがとうございます!

    ご意見、拝啓いたしました。

    まずはじめに、仰られている
    『全ての商売の本質』
    というあたり関して、特に反論するべきことはありません。

    『技術屋さんのようですが、もう少しビジネスやマーケティングの原理原則等を勉強されてから、こういったエントリーを書かれた方が良いのではないでしょうか。』
    という点に関しましては、私自身の不勉強を恥じるしかない点かと思っています。

    加えて、文章の書き方や表現等で分かりにくい記事となってしまったことに関しまして、申し訳なく思っています。


    その上でなのですが、ご理解いただきたいのは、この記事の視点が『今回の記事を書いたきっかけは、楽天への出店を相談された際に出店料以外を把握していない方が多かったからです。』にある通りだという点です。

    この記事を書いた時期に、相談をいただいたほとんどの方が楽天の月額基本料金しかご覧になっていなかったために、この記事のような説明をしていまして、それを記事の形にしたのがこの記事です。

    他の記事も読まれていると思われますのでお分かりいただけるかと思いますが、この記事の根底にも「WEBだからわからない」という考えを変えてもらいたいという考えがありました。『この記事の内容は楽天の規約(出店ガイド後方の小さい字がびっしりの部分)を読めば書いてはいる』と書いていますとおり、それ以上の内容ではありません。

    ですので、匿名さんにコメントいただいた、
    『楽天市場に出店する事においての致命的なデメリットは以下の一点に収斂されます。「既存客をリピーター化することを自分でコントロールすることが限りなく不可能に近い」』
    という趣旨に触れる内容は書いておりません。

    匿名さんのご希望に沿わない記事であることはコメントから明確に分かりますので『全く見当はずれな意見だと思います。』という点になんら反論のしようがありません。私としましては、匿名さんの期待された内容を書いた記事ではないだけ、という理解でおります。私が経験し、書きたいと思った視点で書いていますので、その意味においては的外れという感覚は現在でももっておりません。

    もちろん、未熟な私が書いたものですから、記述自体に間違いがないなどとは考えておりません。また、全ての方にご満足いただける内容だとも思っておりません。その点はご理解いただけましたら幸いです。

    以上、ご返答になっていましたら良いのですが…。

    一点ご提案なのですが、匿名さんが主張されておられる『楽天市場に出店する事においての致命的なデメリットは以下の一点に収斂されます。「既存客をリピーター化することを自分でコントロールすることが限りなく不可能に近い」』と『全ての商売の本質』を柱に、楽天のデメリットに関する記事をどこかで公開して頂けませんでしょうか?私の記事は見当はずれですので、ぜひ的を射た内容をWEBに公開していただければと思います。

    その際は、ご一報いただければリンクを貼らせていただきますので。
    ご検討いただけましたら幸いです。

    返信削除
  3. ブログ主様

    「一見まともな風でいて、ただの文句付けの匿名」
    相手にお疲れ様です。

    どの世界でも、この手の連中はたくさんいます。
    自分が正義と思っているのでしょう。

    断言します。ウェブに公開なんてありえません。

    匿名とはそんなものです。
    笑ってやりましょう。

    匿名さん、読まれてますか?
    たまたま訪れた一般視聴者からみても、あなたはアホですヨw

    返信削除
  4. kazuさま

    コメントいただきありがとうございます!

    また、お気遣いいただき誠にありがとうございます!

    たしかに、私自身、匿名さんに公開をご提案してはみたものの実現の可能性は低いだろうな、という理解でおります。
    このコメント蘭のご返信を読んでいただけたのかもわかりませんし...。

    とはいえ、袖振り合うもなんとやらですから、まぁこれをきっかけによりよい情報が出るのならよいかなと思っております。


    繰り返しにはなりますが、お気づかいいただき本当にありがとうございます!

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