2011年1月17日月曜日

カメラ内蔵のフラッシュで撮ると悪く見える理由

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カメラ内蔵のフラッシュで撮ると悪く見える理由について。

商品撮影に限りかぎりませんが、撮影では光が重要。
カメラに内蔵されているフラッシュも使えますが、そのまま使う事はあまりないようです。


カメラ内蔵のフラッシュの特性


カメラに内蔵しているフラッシュがついている場所はレンズの近くにあります。
そして、フラッシュ光の向かう方向はレンズと同じ。

この場所と方向が問題となります。

光と視線の方向が同じであれば、影が見えなくなり立体感がなくなってしまいます。
仮にフラッシュがレンズから大きく離れた位置にあれば、陰影は確保されます。

これが、内蔵フラッシュで撮影すると悪く見える理由です。
陰影が無い為にのっぺりとしてまい、存在感が感じられない写真が出来上がります。

陰影も最重要

商品撮影では色味や形も大事ですが、陰影も最重要の要素です。

陰影が無ければ存在感が無くなってしまいます。
また、立体としての形を把握できず固まりとしての状態が把握できません。
くわえて表面の質感の表現もできなくなります。

言い換えれば、存在を表現するには陰影が出来る照明が重要なのです。

カメラ内蔵のフラッシュの活かし方


カメラ内蔵のフラッシュが役に立たないかといえば、そうではありません。
使い方によってはある程度役に立ちます。

スローシンクロ撮影

よく使われるのがスローシンクロと呼ばれる撮影方法です。

普通にフラッシュを焚いて撮影すると高速シャッターになりますが、撮影時にシャッタースピードだけを遅くして撮影します。
結果としてどうなるかといえば、被写体だけではなく通常は暗くなる背景部分まで明るく映ります。

これは、フラッシュの一瞬の強い光を最初だけ利用して被写体を強く写し、シャッタースピードを遅くする事で背景などの足りない光量を補っている状態です。
手ブレの心配がありますし動く被写体には使えませんが、暗い中でもカメラだけで撮影する事が可能です。

ただ、一方向からの光ではやはり弱いですし内蔵のフラッシュ単体では商品撮影には向かないと思います。

ディフューザー撮影

フラッシュにディフューザーを付けて撮影します。

ディフューザーは半透明の素材光源を囲み、光を拡散させるための道具です。
トレーシングペーパーだったり、専用のカバーだったり。
光を拡散させる事により柔らかく自然な光に近づけてくれます。

結果として、内蔵フラッシュ特有の強く光るハイライトが無くなり柔らかい光を扱えます。

しかし、これも陰影と言う意味では最善ではありません。
拡散した光は被写体を回り込み、影をぼかします。
のっぺりではなく、ぼんやりした仕上がりです。

もっとも、被写体を明るくするという意図で使うのでその意味では使える方法と言えます。
明るくなる分、シャッタースピードが稼げますし。

結び


個人的には商品撮影に内蔵フラッシュは使いませんが、特性を理解した上で補助光として利用できる機能です。

レフ板と同じように、光を補うという考えで光源を組み立てていけば有効に使える場合もあるでしょう。

しかしフラッシュを活かしたいならば、内蔵ではなくより強力で天井バウンス(反射させて拡散させる)等が可能なストロボを使う方がずっと良い写真が撮れるはずです。

実際にプロカメラマンがモデルを撮影する場合、複数のストロボを使うようですし。
光が強力であればあるほどブレは減るので、ストロボの強い光は重要な要素となり得ます。

商品撮影まとめ

商品撮影覚え書きのまとめ

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