2011年4月2日土曜日

「素材を出せ!」で終わりですか?

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Webサイトの制作時に時間短縮と質の向上に影響を与えるのが、クライアントから渡される情報です。
テキストや写真などなど。

意外と手こずる事もありますが、そんな時に「素材を出せ!」の一点張りになってはいないでしょうか?


必要な情報を要求する


サイトを作成する際に、契約の内容によっては明確に素材の提出が含まれている場合があります。
ただ、契約書になくとも通常は素材を要求するはず。

制作前に手に入る情報の質と量は、作業の質とスピードに相当の影響を与えます
それだけ重要な段階なのですが、素材を得る事が難しい場合は往々にしてあります。

素材の入手

制作時に必要な情報として頂けるのは、パンフレットが関の山という事態も。

仮に写真が欲しい場合、パンフレットからスキャンか、携帯電話のカメラ写真か、ロケに来い!かになるでしょう。
テキストであれば、インタビューを視野に入れなければなりません。

もちろん、契約前に素材の提出を約束させることはできます。
しかし、いくつかの理由からその約束が果たされないこともあります。

制作側が気遣うべき事


クライアントが用意をしない、あるいはできない理由。
クライアントの怠惰や依存や誤解の問題は確かにあります。

しかし、それだけで無いはず。
制作側の一手間で事態が好転する場合もあるはずです。

イメージできない

クライアントが素材を出せない理由の1つは、何を出せば良いのかわからないからです。

制作側はクライアントのことがユーザーにつたわり、他社との違いを武器とするための素材をもとめます。
具体的には、売りとなる商品や会社の特色、社風や社員の業務についてなどでしょうか。

しかし、クライアントは具体的なイメージができないこと多く、立ち往生してしまいます。
例えば。

  • 売りたい商品は扱うもの全てだし、どれをネットに載せて効果があるのかわからない
  • 会社の特色を体で理解しているけれど、言葉にできない
  • 業務はいっぱいあるので、どれを出すのか、あるいは全部出すのか判断がつかない

クライアントも悩んでいます。

例を示す

この問題の解決方法を私は一つしか知りません。
それは、例を示すこと。
例えば。

  • こういう商品ならこうアピールしやすいです
  • こういう社風を表すには、この文章量とデザインでこうなります
  • こういう情報があれば、こういうページが作れます

「こういう~でこうなる」を目の前に形として例示できれば、クライアントはイメージを具体化する事ができます。
結果として素材だけでなく具体的な要求や潜在的な要求を引き出せるでしょう。

採算の問題


案件一つ一つにそんな時間はかけられない。

当然の判断だと思います。
そもそも契約内容によっては、素材を用意できない時点で契約違反とみなすこともできます。
かかわり合いになるのを避ける事も出来るでしょう。

ただ、いつも制作側が期待するクライアントばかりともかぎらないのでは?
または用意された素材があまり使い物にならない場合、どうしようかと考えることは?

そんな時は、今後のことを考えてみると良いかもしれません。

継続的な受注のために

基本的に制作費は制作完成までの一回きり。
継続的なサポートはオプションや別プランかと思います。

つまり、継続的にクライアントを探さなければなりません。
もしもあるクライアントから紹介されて依頼を受けることが出来れば助かります。

そうなると顧客満足度が重要になり、制作時の対応の厚みがモノをいいます
もちろん、あまりにもというクライアントは切るべきです。
率直にいって、あまりにもなクライアントからはあまりにもなクライアントを紹介されることが多いでしょうから。

ですが、真摯に向き合い悩んでいるのがわかるクライアントに対しては、サンプルを出すなどの手間をかけることで良い関係が築けるはず。

結果的に顧客満足度が上がり、受注を増やすことができるかもしれません。
時間をかけることは必ずしもマイナスではないはずです。

成果<対応

成果がでて売上が上がった事による評価は絶大です。
ですがクライアント、特に中小企業のクライアントが他の方を紹介する場合には、対応の良さを重視する傾向があるようです。

簡単に言えば、「腕は良いけど気が利かない」よりも「腕はそこそこで気も利く」ほうが紹介しやすいのです。
もちろん「腕が無いが気が利く」は論外で、「腕が良くて気も利く」のが最良ではありますが。

結び


偉そうな内容になりましたが、この記事を書いたのは最近相談を受けた内容に端を発します。

その方は制作をある会社に依頼したのですが、素材を出せ出せと言われて困っておられました。
電話で催促があるらしく、いついつまでにもらえないなら作れない、とも。

どうやら具体例も示さずに初回のミーティングだけで説明を終わらせ、あとは要求をするのみのようでした。

話を聞けば聞くほどもう少しなんとかできるだろうと思った次第です。
もちろん怠惰なクライアントもいます。
でも、そう見えるだけで考えに考えて身動きが取れないクライアントもいるのです。

もう少し、人間同士のやり取りをした方が良いのではないでしょうか?

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