2011年7月20日水曜日

クライアントのSEO知識がデコボコな理由

スポンサーリンク

言わずもがなな内容ではありますが。
クライアントからの依頼に困る原因は、案外自分たちにこそあるのかもしれません。


クライアントが求めてくるSEO


仮に、個人商店の店主さんや中小企業の社長や部長さんにSEOについての相談や依頼を受けるとします。

そんな時、SEOについて相手が話を始めると『IP分散』『サテライトサイト』『相互リンク』『有料ディレクトリ』『キーワード含有率』『隠しテキスト』『キーワードの羅列』『SNSの利用』などの単語が出てくる事はないでしょうか。どこで知ったんだと聞きたくなるような内容です。

これらの単語がSEOについてあまり知らない方々から出てくるのはなぜなのか?

SEO知識がデコボコな理由


なぜクライアントのSEOに関する知識はデコボコなのか。

2つ程考えてみましたが「なるべくしてなり、一度は通る道」と言えそうです。

SEO会社の営業

個人的に一番の原因であり発端は、SEO会社の営業だと思います。電話やメールでSEOについて売り込む際に色々な単語を使うからです。

恐いのは、SEOに関する単語をSEO会社の営業が話す場合に大抵利益が上がるという文脈で話される事です。この時点で、営業を受けた側は内容を理解出来なくとも、そういう単語で表される事柄が売上アップに繋がるんだと刷り込まれます。

この場合は当然聞いた単語のみが頭にありますので、実際にSEOの相談や依頼をする際には妙に具体的な単語が出てくる事になります。例えば、「リンクをつけるならIP分散で」といった具合に。IP分散なんて何の事か分からずとも、それが売り上げアップに繋がるならなんとしてもやってほしい訳です。

結果として、SEOの話を依頼者から聞く際に妙な単語や具体的な依頼がでてくる事になります。

クライアント自身の熱意と向上心

もう一つの原因は、依頼者の熱意と向上心です。一見良い事柄に思えますが、いつも最良の結果を生むわけではありません。

SEOがWEBサイトで成果を出す為に必要だと知った向上心ある依頼者は、自分で情報を得ようとします。まずは『SEO』で調べるかもしれません。『SEO ホームページ 売上』などのテーマを絞った形で調べるかもしれません。いずれにせよ、結果として何らかのサイトを発見し情報を得ます。

しかし、そのサイトがSEOの基礎を書いているとは限りません。非常に高度な内容かもしれませんし、実験結果が乗っている資料サイトかもしれません。または、スパムを推奨するサイトかもしれませんし、ワードサラダに近い意味不明なサイトかもしれません。

熱意と向上心を持ってSEO情報を読み進めて行けば、デコボコな知識を持った依頼者の出来上がりです。部分的には非常に高度な知識を持っていますが、意図や背景、前提となる情報や関連する情報を知らず単体の技術のみが頭に入っている状態ともといえます。

多くの時間をかけて必要な事を学ぼうとした姿勢自体が問題となる、皮肉な状態です。

デコボコを埋めていく


デコボコな知識を持つことは、稀な事ではありません。むしろ、WEBで情報を探す場合たいていデコボコになります。これは個人商店の店主さん達に限定した話ではなく、私やその他のWEBに関わる方にも言える事です。特にSEOに関する事柄は判断が難しく、自らの望む形に無意識に加工して体に入れている場合が往々にしてあります。

ですが、WEBに関わる方々はSEO情報に踊らされる事は少なくなっている(はず)です。それはなぜか。

デコボコの情報を積み重ねる過程で、情報を取捨選択する知識や感覚を得たからだと思います。いわゆるリテラシー(読み書きなどの基本的な能力)を手に入れたわけです。

これはクライアントに対しても言える事で、デコボコを埋めるように話をすすめて行けば自ずと無難な形になります。隠しテキストのリスクを知り、IP分散の意味を考え、SNSの利用に心を躍らせ、有料ディレクトリの効果に疑問を持てるようになるはずです。


結び


依頼者のSEOに関する要望を聞いて「なぜあんなことしてるんだ」や「ブラックな手法を使えと言われても」と思う時。困惑の原因はSEO情報を発信している自分達にこそあるのかもしれません。

ですが、だからこそ依頼者のデコボコをならしていく責任や意義があるのだと思います。依頼者のためだけではなく自分達の為になる事なのですから。むしろおかしな依頼を受けた時こそ、腕の見せ所と言えるのかもしれません。

補足

この記事には、SEOの情報を発信するなというような趣旨は全くありません。もちろん、SEOの都市伝説的な情報をさも有益な情報として発信するのはやめてほしいですが。

クライアントのSEOに関する知識がデコボコになるのは必然だと思いますし、その上で依頼にどう応えるかも業務ではないかと思います。

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿