2011年9月5日月曜日

SEOから充実したコンテンツは生まれるのか?

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SEO専門の業者でも無い人間が言える事は、実際にはほとんどありません。が、思う事はあるわけで。今回は「SEOからコンテンツは生まれるのか?」というテーマでつらつらと書いてみます。


コンテンツの充実とは


最近SEOの話題ではコンテンツの充実という言葉を目にします。

コンテンツの充実といっても視点により様々です。SEOに限らずデザインやユーザビリティなど細分化するといろいろとあります。まずは、WEBサイト全体という大きな視点でコンテンツの充実とはなにかの私的見解を。

WEBサイトのコンテンツ充実とは、意図した機能を発揮するページをつくること。

ページの機能に関しては以前『1ページ1機能のページ作り』という記事にしていますが、簡単にいえばユーザーに求める行動をとってもらえるページです。この機能を満たすためにデザインやテキストなど様々な要素を用います。つまり、前述のSEOやデザインやユーザビリティなどの視点は、機能を実現するための視点だと言えます。単独ではなく、相互に関連しています。

コンテンツの充実の為に

いわゆるホームページ制作会社がサイトのページを作る場合、SEOやデザインなどの単独の視点からコンテンツを作りません。クライアントの要望を満たすページを作る視点が基本です。とはいえ、誤解の無いように書きますが制作会社が制作したページが必ずしも良質なコンテンツであるとは限りません。

ここで言いたいのは、制作会社の視点は包括的だと言う事です。

包括的であるが故に、個々の要素が未熟になりやすくはあります。依頼して出来上がったサイトが検索ででてこないという話もありますし。ですが、方向性として機能の実現を考えてコンテンツを制作する制作会社は、コンテンツ制作の王道のような視点を持っていると思います。

SEOからコンテンツは生まれるのか?


翻ってSEOを中心とした流れから充実したコンテンツは生まれるのか?を考えると...。

ページを作る際の一つの要素であるSEOの視点では、良質なコンテンツ作成は難しい。

SEOはあくまで検索エンジンに特化した専門分野です。検索されるキーワードや上位に表示された際のアクセス変化など、WEBサイト特有の重要な要素を扱います。しかしSEOの視点では、検索後のユーザー動きやクライアントの商売への影響などは思った以上に意識の範囲外だったのではないでしょうか?

また、検索エンジンに評価してもらうために作り上げられたコンテンツは、ユーザーから見て充実したコンテンツでしょうか?もちろん両者が重なる事は多々あります。ですがコンテンツの充実とSEOが重なる場合、主となる視点はSEOではなくユーザーに何を提供するべきか(UX:ユーザーエクスペリエンス)という視点です。

SEOではなくもっと包括的な視点をもたなければ、キーワードをつめこんだページや、一見しっかりしていてもそのサイトのユーザーに不要なページができあがることになります。

SEOは元から組み込まれている

外部リンク付与などの上位表示対策ではなく、検索エンジンにサイトを理解させるという意味でのSEOは本来サイト制作の中に組み込まれています。

IA(情報アーキテクチャ)の各段階において徐々に形作られる中で、SEOの視点も必要とされています。SEOは途中から組み込むというものではなく、設計段階から組み込むことが自然だからです。時としてSEO専門の方が「サイトの構築から関われれば」と仰るのを目にしますので、SEOの視点からも間違いはないと思います。

サイト制作とSEOの関係は去年の関西SEO2DAYSで登壇された森川眞行氏の講演で触れられていました。当時の講演内容を『森川関西SEOサミット2DAYS:森川眞行氏の講演』という記事にしていますので、参考にまでにご覧下さい。

結び


IAに少し触れましたが、その際にセミナーのメモを見返しました。今でも充分に使える内容ばかりです。なお、森川氏の講演で私がメモした言葉に次の様な言葉がありました。正直正確なメモかあまり自信は無いのですが...。間違いとも思えないので書かせていただきます。

SEOはサイトに到達するまでの設計。
IAはサイトに到達してからの設計。


捕捉

この記事は以前途中まで作っていた記事を引っ張りだして書いています。そのきっかけは@pacificusさんがトゥギャった『SEO業者がリンク屋にならざるを得ない理由』です。
SEOに関わる方の意見を伺えるのは貴重な事ですので、参考にさせていただきました。

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4 件のコメント :

  1. ご無沙汰しています。以前コメントさせていただいたzakaです。
    今回SEOに遠からず携わるものとして非常に興味深い記事でしたので、再び
    コメントさせていただきます。私なりの考え方をブログにまとめました。
    よろしければ、ご参照いただければと思います。
    http://fukuoka-outside-seo.com/

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  2. コメントありがとうございます!

    zakaさんの記事を拝見いたしました。
    具体的な例を挙げておられて勉強になりました。ありがとうございます!

    さて、zakaさんの記事は私の記事への反論という意味合いかと思いますが...zakaさんの記事に対して特に異論はありません。サイト制作にSEOの視点は必要ですし、検索ニーズの把握などは非常に重要で専門的な技術だと思います。

    ただ、今回の私の記事はコンテンツの充実の際に必要となる視点の話ですので、SEOの必要性を無視しているわけでも設計段階でSEOが不要だといっている訳でもはありません。

    誤解を与えてしまったのであればもうしわけありません....。

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  3. Cubismerさん。ご返事いただきありがとうございます。反論と受けられてしまわれると、それこそ私の文章が言葉足らず出会ったのだと思います。大変失礼しました。反論というよりは、異論を書かせていただいつもりだったのですが・・・。不快な思いをされたのではないかと、申し訳なく思っております。
    私の懸念としては最近SEOの考え方も多様化し、IAなどの概念と親和性を高めていると思っているのですが、いまだに一般的な意味はSEOという旧来のラベリングを脱していない点を非常に残念に思っています。そういう意味でぜひともこういった考えもあるんだという異論を併記させていただいたつもりでした。CubismerさんがSEOを不要だと思われているとも思っていませんし、むしろ新しい考え方や手法を議論できる方だと思っております。ぜひ今後とも、意見の交換をさせていただければ、幸いです。稚拙な文章に丁寧に対応いただきありがとうございました。

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  4. あ、いえいえ。なんといいますか、敵意ある反論を受けたなどとは受け取ってはいませんので。更にややこしくしてしまいすみません(汗 

    コメントも興味深く拝見させていただいています!

    SEOの多様化と言う視点は新鮮に感じます。なんとなく右ならえ的なイメージがありましたので。例えば「今流行りのSEOはこれだ!」が出て来て皆が追随する様なイメージです。
    考えてみると、会社さんごとに確かに多様化しているのかも知れません。トレンドを追いつつ、自社独自の道を進んでいる様子も感じられますし。

    「SEOという旧来のラベリング」からの脱却はなかなか難しいですね...。SEOを受注している会社さんの中には詐欺紛いのところも耳にしますし、そういった会社さんの方が積極的に営業しているため印象が強くなります。
    結果として現在のスタンダードなSEO観は広がりにくい状況かと思います。

    zakaさんのブログの「情報アーキテクツを考える統計とSEOとweb分析コンテンツ」というテーマには非常に興味があります。是非とも多くの情報を発信していただければと思います。もちろん、私が読みたいという個人的な理由が強いですが(笑

    今後とも、どうぞお気軽にコメントいただければと思います。行き違いがあるかもしれませんが、今回のように誤解を解きつつお話ができれば幸いです。

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