2011年10月19日水曜日

「WebデザイナーのためのWordPress入門 3.x対応」を読んでみた

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個人的に、何かしら基礎を勉強しようとすると本を買います。理由は簡単で、方法としての慣れと一覧性です。今回はWordpressに関する本を購入しました。


書誌事項


「WebデザイナーのためのWordPress入門 3.x対応」の書誌事項です。

  • 書名:WebデザイナーのためのWordPress入門 3.x対応
  • 著者:高山一登
  • 発行所:技術評論社
  • 発行日:2011.10.3 初版
  • ISBN:978-4-7741-4808-3

購入のきっかけ


この本を購入したきっかけは、カスタマイズに必要な物ってそもそもなんだろうと思ったからです。

Wordpressのカスタマイズに関しては公式を含めて非常に多くの情報があります。導入から設定、簡単なカスタマイズ、プラグインの紹介、プラグインの作成などなど。非常に多彩で貴重で有益な情報が無料で見つかります。

0からのWordpressサイト作成に関しても、有名無名含めて情報が公開されています。ですが、個人的にはいまいち全体が把握できませんでした。

そこで、実際に必要な事を体系的に確認したいと思って「WebデザイナーのためのWordPress入門 3.x対応」を購入しました。本であれば複数人が内容や構成に関わり、一定のレベルを実現しつつ客観的な意見も取り入れられている可能性が高いからです。

特徴


題名の通り、Webデザイナー向けの内容です。HTMLやCSSの説明はほとんどなく、Wordpressの仕組みやテンプレートタグが分かりやすく書かれています。

しかし、一番の特徴は本書の根底に「Webデザイナーならここでこう疑問に思うだろう」というタイミングで解説が入る点です。個人的な主観ではあるのですが、非常に読みやすいです。呼吸が合う感じでしょうか...。

文中では、常に明確にWebデザイナーがなじみ深いHTMLやCSSの関連で記載があるわけではありません。例えば「HTMLならこうだけどWordpressではこう」というのはあまり見えません。この辺り、作り方が上手いなと感じました。


目次


Chapter1 ワードプレスの世界へようこそ
1.1 ワードプレスとは

ワードプレスの魅力
ムーバブルタイプとの違い

1.2 まずはインストール

インストールの前に
インストール手順

1.3 インストールしたらまずやること

ユーザー情報の変更
ユーザーの追加
ブログ情報と設定の変更
テーマの選択
ウィジェットの選択
プラグインのインストール

Chapter2 はじめてのテーマカスタマイズ
2.1 テーマとは何か

テーマファイルの中身
テンプレートファイルとは

2.2 デフォルトテーマをカスタマイズする

この章で作成するサンプル
サイト設定
ヘッダー・フッターのカスタマイズ
トップページのカスタマイズ
投稿ページのカスタマイズ
固定ページのカスタマイズ
カテゴリーページのカスタマイズ

Chapter3 プログラミング・ワードプレス
3.1 ワードプレスとPHP

PHPの基本
変数と配列
演算子
条件分岐と繰り返し
関数
代表的な関数

3.2 テンプレートタグ

テンプレートタグとは
メッセージループ

Chapter4 オリジナルのテーマを作る ~フォトギャラリー~
4.1 オリジナルのテーマを作る

テーマに必要なファイルを用意する
テンプレートの階層と種類

4.2 フォトギャラリー

この章で作成するサンプル
サイトの準備
ポストサムネイルの利用
カスタム背景の利用
ヘッダーとフッター
トップページ
フォトページ
フォトページにコメント欄を表示する
フォトページに一覧を表示する

Chapter5 CMSとしてのワードプレス ~商店サイト~
5.1 商店サイト

この章で作成するサンプル
サイトの準備
カスタムポストタイプの利用
カスタムタクソノミーの利用
カスタムフィールドの利用
メニューの利用
カスタムヘッダーの利用
ヘッダーとフッター
トップページ
商品の詳細ページ
商品の一覧ページ

Chapter6 マルチデバイスへの対応
6.1 携帯への対応

Ktai Styleプラグイン
インストールと設定
テンプレートの編集

6.2 iPhoneへの対応

WP Touchプラグイン
インストールと設定
テンプレートの編集

Appendix

App.1 主なプラグイン
App.2 主なテンプレートタグ
App.3 主なワードプレス関数


技術評論社「WebデザイナーのためのWordPress 入門 3.x対応」のページより引用

内容


目次にあるように、Wordpress関連の書籍としては一般的な印象です。さすがに3.x対応を謳っているだけありカスタムタクソノミーについての説明もあります。説明としてはもっと詳しく書いていれば良かったのですが...。他の箇所もそうですがもう少し個別の項目を深く、と思うと物足りない部分はあります。入門書ゆえの感想ですね。

カスタマイズ部分にはスタイルシートの該当部分が記載されていますが、そこにCSSの解説はほとんどありません。普段CSSを使っていれば見て理解できるため、不要な説明が無くむしろ好印象でした。
サンプルは装飾的な表現がありきですが、実際の解説は装飾部分ではなくテンプレートタグの使い方などに特化している点も同様に感じました。

phpについて

最初にphpの説明を行いますが、この本を読んだ後に更にWordpressのカスタマイズを進める際に役立つようにと考えられているようです。

本書中のWordpressカスタマイズ部分には直接関係しないと思われる、phpの関数が多少記載されているためです。本書を最後まで読み、更に先に進むため肥やしになりそうなイメージです。

Ktai Styleについて

Ktai Styleのカスタマイズについて書かれている点も良かったです。Webで情報を漁ると断片的なものや全体の流れが分かりにくいものがあり、本の形で読めると分かりやすさが違います。

具体的にソースを見ると分かりやすいというメリットもありますが。

最も良い点

一番良いと感じた点は、同じ事が繰り返し記述されている点です。

具体的には、Wordpressテンプレートタグが出てくる度ごとに同じ解説が繰り返される事です。通常であれば一度記載した内容が再登場した際に同じ説明はしません。読者はページを戻り、見直すわけです。本書の場合は、常に再確認がその場ですぐにできるのです。こういう書き方はあまり見ませんが、学ぼうとする場合には心強く感じました。

結び


本書は、基本的に入門のための本です。購入する場合横により詳細な本があれば、恐らくどちらを買うか迷うでしょう。その場合は、何のために本を探しているかを考えてみてください。

私のように基礎を俯瞰したいなら、たとえ横の本より薄く値段が高くとも本書をおすすめします。カスタマイズをより深く行いたい、個別に解決したい複雑な問題があるという場合には本書をおすすめできません。


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