2011年12月23日金曜日

WEB/SEO関連文献紹介:6

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WEBやSEOに関連する文献を紹介しているシリーズ第六弾。不人気企画ですが、めげずにいこうと思います。


前提


GeNiiで検索した内容を記事にしています。

GeNiiについては資料の探し方という記事という記事を参考にどうぞ。

凡例

以下に凡例を記載します。

  • 本文を読める文献は【本文】と記載
  • 本文データ無しや会員のみ閲覧可能は【抄録】と記載
  • 本文も抄録も無しは【書誌事項のみ】と記載

今回は、タイトルや抄録などを見ながらコメントを書いてみました。中身が読めない論文がほとんどなので今までリスト的な作りでしたが、できる範囲で少々情報を増やせればと。

一覧

  • 比較文集約に基づくエンティティ間の順序関係推定による補間エンティティの発見 【抄録】
    旭 直人 , 山本 岳洋 , 中村 聡史 , 田中 克己 情報処理学会論文誌 52(12), 3527-3541, 2011-12-15

    エンティティとは、weblioには『参照や関連付けを受けるデータや意味のまとまり』と言う意味。
    抄録によれば、『本稿では特に,"この店よりはおいしくて,あの店よりはリーズナブルな店を見つけたい","2つの本の間にあてはまるような難しさを持つ本を見つけたい",といった,主観的評価における補間エンティティを発見する手法を提案する.』とのことです。

  • 印象語をクエリとするリアクションに基づくウェブ情報検索 【抄録】
    莊司慶行 , 田中 克己 情報処理学会論文誌 52(12), 3515-3526, 2011-12-15

    抄録によると『ウェブコミュニケーションデータを用いることで,「面白い」や「泣ける」などの印象語に基づいたウェブ情報検索を実現する.』との事。
    どうやらクチコミやブログなどユーザーが発信しているリアクションを利用し『クエリとして入力可能にすることで,このような読み手の受ける印象による検索を可能にする』ようです。

  • 日常物の利用情報を用いたコンテキストサーチ 【抄録】
    前川 卓也 , 柳沢 豊 , 櫻井 保志 , 岸野 泰恵 , 亀井 剛次 , 岡留 剛 情報処理学会論文誌 52(12), 3504-3514, 2011-12-15

    『提案手法は,センサで検知された日常物の利用の情報から自動的にクエリを作成することで,日常物を用いた行動に関するページを検索する.』とかかれています。
    日々触れる機器自体が検索クエリの様な働きをし、関連情報を検索するようです。

    可能なら、何かの機器の使い方に困った際に有効な検索手段となるかもしれません。マニュアルによくある「困った時は」の情報ですね。
    視点を変えると、実際に特定の機器に関するコンテンツを作成する際に、「マニュアルの困った時は」を参照すれば得るものがあると思います。

  • 映像に付与されたコメントを用いた登場人物が注目されるシーンの推定 【抄録】
    佃 洸摂 , 中村 聡史 , 山本 岳洋 , 田中 克己 情報処理学会論文誌 52(12), 3471-3482, 2011-12-15

    『視聴者の反応として映像の再生時刻に沿って付与されたコメントを用いて,映像に登場する人物が視聴者の注目を集めているシーンの推定と各シーンにおける各登場人物の活躍の度合いの推定を行う手法の提案をする.』とのこと。

    実験にはニコニコ動画の映像を利用しています。コメント頼りではありますが、動画の内容を検索する新たな手段かもしれません。

  • 地域コンテキストを考慮した動的な特徴空間に基づく地理情報例示検索 【抄録】
    加藤 誠 , 大島 裕明 , 小山 聡 , 田中 克己 情報処理学会論文誌 52(12), 3448-3460, 2011-12-15

    『地理情報例示検索では,よく知っている地域の例を与えることであまり知らない地域の地理オブジェクトを検索することが可能であり,検索対象地域に関して事前知識を必要としないことが大きな利点となる』とのこと。

    類似していて身近な場所の特徴を利用し、馴染みの無い土地での検索活動を容易にする事ができるようです。ユーザーに属する主観的な要素を利用するということでしょうか。

  • 文間関係認識に基づく賛成・反対意見の俯瞰 【抄録】
    水野 淳太 , 渡邉 陽太郎 , エリックニコルズ , 村上 浩司 , 乾 健太郎 , 松本 裕治 情報処理学会論文誌 52(12), 3408-3422, 2011-12-15

    『検索された文について,まず,トピックに対する賛成意見であるのか,それとも反対意見であるのかを分類し,次に,賛成および反対する根拠を含むかどうかを認識し,それらを俯瞰的に示す』とのこと。

    目をひいたのは『ウェブ上の実文に対して既存の含意関係認識を適用しても,その分類性能は限定的』という状況に対応した研究という点。制限を加えた実験環境だけではなく、現実に存在するインターネット上の雑多な文章に対しても有効な手法と位置づけています。

  • 学習を必要としない自然言語文からの個人情報検知技術 【抄録】
    広瀬 緑 , 吉浦 裕 情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ] 2011-CSEC-55(1), 1-8, 2011-11-28

    『想起検知技術は,大量のサンプル文章を用いて学習を行う従来の検知手法とは異なり,学習のかわりに Web 検索を用いて個人情報が含まれることを検知する.』との事。SNSなどでの個人情報漏洩を防ぐ手法のようです。

  • ビデオ検索のためのMPEG-7 Video signatureのdirect-mapped cacheへの適用法の検討 【抄録】
    村林 昇 , 吉田 健一 情報処理学会研究報告. グラフィクスとCAD研究会報告 2011-CG-145(2), 1-8, 2011-11-10

    『ビデオ検索のための MPEG-7 video signatureをdirect-mapped cache への適用法を検討した.』との事。

    著作権を無視してアップロードされた動画を、より効率よく性格に検出できるようです。詳細はわかりませんが、動画の検索手段も日々増えているということでしょうか。

  • 説明からの用語検索のための緩和によるクエリ生成とページ中の位置を考慮した用語抽出【抄録】
    木場 由布子 , 湯本 高行 , 新居 学 , 高橋 豐 情報処理学会研究報告. データベース・システム研究会報告 2011-DBS-153(25), 1-8, 2011-10-27

    『本手法では,Web を用いてユーザの説明からクエリを生成し,Web を用いて逆引きを行い用語を抽出した後,順引きを行い用語を検証する.』という内容。

    少し目をひいいたのは『Web ページ中のタイトルから用語を優先的に抽出することが有効であることがわかった.』という点。
    SEOにおいてはタイトルに目的のキーワードを入れる事が一般的ですし、SEOを全く意識しなくともタイトルには内容を表す言葉を入れます。実験の結果は順当だといえますし、むしろタイトルに用語が無い方が問題であるとも考えられるかと。

  • 5.情報検索の理論 【本文】
    緑川 信之 図書館情報学研究,第6号 寄付講座「インターネット時代の情報資源活用」特集号,2011-3

    図書館情報学からみた検索の考え方です。本文には情報がどういったものなのかが記述されています。情報を探している人の、調べる前と調べた後の知識状態の変化の差が情報の価値であるように書かれています。

    結局のところユーザーの主観次第にはなってしまいますが、WEBで情報を発信する際に意識しなければいけない点でもあります。そのサイトやページを見たユーザーが何も得ないのであれば、そのページに価値を感じてはもらえませんから。

  • コーパス分析に基づく「~にくい」・「~づらい」表現の研究 【本文】
    金城 克哉 留学生教育 : 琉球大学留学生センター紀要,8,19-35,2011-03,琉球大学留学生センター

    weblioによれば、コーパスとは『日本語や英語などをはじめとした自然言語の文書を大量に集めたもののことである。』だそうです。この論文は「Yahoo!知恵袋データ」第1弾を利用しています。古くて残念。

    面白いなと思ったのは、「〜にくい」や「〜しづらい」の前につく動詞が出現頻度別に一覧になっている点です。
    たとえば、yahoo知恵袋内では「〜にくい」の1位は「する」です。おそらく「〜しにくい」といった具合でしょう。頻度が下がると「使う」や「食べる」や「目立つ」などが出てきますが、一番使われているのは抽象的な動詞ということになります。

    なお、本文には「〜にくい」や「〜しづらい」の用例の差が詳細に書かれています。文末の参考文献を見ると同種のテーマがいくつも見受けられますし、研究テーマとしてはそれほどマイナーではないのかもしれません。

結び


本文が読めない論文がほとんどなので、多少無理のあるコメントになっています。ですが、本文が読める場合はある程度書ける反面、読む時間が結構必要となります。この方法を続けるべきか否か。

本文を読めるものに限定して点数を絞る手もありますが、本文が読める論文が少ないので頭打ちになりそうですし...。次回ではまた書き方を変えるかもしれません。

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